東南アジア神秘の旅紀行1
以前、東南アジアのタイを中心にミャンマー、ベトナム、ラオスなどへ旅した時、写真をたくさん収めていました
のでちょっとした解説を交えてブログ日記にしてみました。
題して“東南アジア神秘の旅紀行”!
この上の写真はタイの北部に位置し、その昔13世紀(日本は鎌倉時代)にスコータイ王朝としてタイ民族が初めて
建国した最初の王朝、その遺跡群です。
その当時、アンコールワットに象徴されるクメール人が建てたクメール王朝が東南アジア全域に及ぶ勢力を持ち、
強かったらしいですが、それを追い出して建国したので、やはりアンコールワットような繊細でいて力強い巨像が
目立ちます。とはいってもまだアンコールワットへは行っていないのですが。
その石彫りの美しさは、“あの1千年も5百年も前の時代にあれだけの石工の技術者がいたのか” と驚かれるほど、
世界でも最高峰の彫刻美術といわれています。
そうなんです、その彫刻美術の文化が今でも盛んで木像のレリーフなどが有名で僕も大好きで何個も家に
飾っています(ミャンマーからやってきた物もあります)が、このクメール彫刻が、、、もしかしたら
発祥なんじゃないだろうか っとふと思ったのです。
そうやって古き時代に思いを馳せると歴史っておもしろいんですよね~。それが旅の醍醐味です。
そして間違いなく私たちの革職人が彫りこむカービングウォレットの
カービング技術もその伝統彫刻の一つなのです。
14世紀に建国されたアユタヤ王朝の遺跡もクメール様式のようですね。やっぱり似ています。
しかし、ここスコータイの街はアユタヤと違って閑散としていて、観光客もかわいそうな位少ないんですね。
やはり、バンコクより2時間で行けるアユタヤと違ってここはちょいと遠いからでしょうか。(5時間位かかる)
人も全く商売っ気が無いし、観光地化されていないし、ホテルも少ない。その辺の公園の森にひっそりと石の像達が
埋まっている感じ。もうちょっと、国全体でツーリストを集客する方法があると思うのですが。
遺跡としては、とてもすばらしいと思います、アユタヤに比べて規模は小さいですが、それでも見る所は多く、
アユタヤより古く、何か石が黒々していて遺跡の年季を実感でき、ノスタルジックに浸れます。
政治利用で日本を落とし込んだ、くだらんユネスコなんかに登録されずとも壮観!
それではこの辺で、次は第二回。