
クロコダイルの革製品でも光っているものもあれば、しっとりしたマットの製品もありますね。
いわゆる光っているものがシャイニング、しっとりした輝きのないものをマットといいいますが、 ここではそのシャイニング加工とマット加工の違いと特徴をお伝えします。
クロコダイルレザーの見た目の違い

見た目の違いはシャインニングタイプはギラギラと光ってきらびやかな印象で、 マットタイプは輝きが無く落ち着いた印象で大人びた感じがします。
お洒落で高級感が漂うのはいずれかというと、マットタイプと言えるでしょう。
クロコダイルレザーシャイニング加工と特徴

シャイニング加工は、クロコダイルの原皮を鞣して染色したあと動物性たんぱく質を塗布し、メノウ石で磨くことで光沢を出しています。
このメノウ石とは、微細な結晶が集まる縞模様が特徴の石で、ジュエリーやアクセサリーとしても使われます。このメノウ石を使ったローラーで磨いていきます。
メノウ石は硬度7でとても固く、摩擦熱にも強く高速で200キロ以上になる圧力にも耐えうる石だそうです。
手間をかけて磨くことで、高級感漂うシャイニングクロコダイル革へと変わっていきます。
ただシャイニング加工は長く使えば使うほど光沢が取れてしまい、くすみがでて白くなってきます。
水分にとても弱くシミができやすいため使用には注意が必要です。
クロコダイルレザーマット加工と特徴

マット加工はシャイニング加工と異なり、石ではなく羽布などの柔らかい布で磨き上げます。
マット加工用のクロコダイルレザーはシャイン加工用のものより、より良いレザー素材が使われます。なぜなら、シャイニング加工のように手間をかけずに行うため、素材の革質が重要になってくるからです。
使い始めの頃は落ち着いたマットの表情をしていますが、長く使い続けるとさらに磨かれ光沢が強まります。
上から何も塗布していないため剥がれることもなく、頻繁に使う場合には経年変化も出やすいマット加工がおすすめです。
シャイニング加工同様に水分には弱いので、雨の日には使用しないでください。
まとめ
ここでは「クロコダイルのマット加工とシャイニング加工の違いとそれぞれの特徴」を お伝えしました。
それぞれに個性があり、高級なクロコダイルなので自分好みの方を探してみてください。