
皮革のダイヤモンドと呼ばれるクロコダイル製品には、しっとりした風合いのマットタイプと
ビカビカ光ったシャインニングタイプがあります。
ではいずれの方が高級なんでしょうか?
ビカビカ光ったクロコダイルレザーの方が高級に思われがちですが、実はマットの方が高級なんですね。
それは加工方法に秘密があります。
ここではマット加工のクロコダイルレザーが高級な理由と人気の秘密をお伝えしていきます。
クロコダイルのシャイニング加工

クロコダイルレザーのシャイニング加工は、クロコダイルの原皮をなめして染色したあと動物性たんぱく質を塗布し、メノウ石で磨くことで光沢を出しています。
手間をかけて磨くことで、高級感漂うシャイニングクロコダイル革へと変わっていきます。
200キロにも耐えうる高速回転の摩擦で研磨を行いますが、その時ある程度のキズならその研磨加工でキズをふさぐ事ができるそうです。
クロコダイルのマット加工

マット仕上げはバフ(羽布)掛けによって磨き上げられます。
柔らかなバフを高速回転させ革を磨くと、ぴかぴかとした光沢ではなく柔らかな落ち着いた光沢感が出ます。
これがしっとりした大人びた雰囲気の高級仕上げになります。
マット加工はシャイニング加工ほど手間をかけずに軽く磨くため、クロコダイルの素材革そのものが、そのまま製品となります。
素材のクロコダイルレザーが重視されるため、キズ入りのレザーですと目立つため製品化できなくなります。だからこそ、よりクロコダイルの革素材自体が綺麗でキズのないものを選んで加工しなくてはなりません。
したがって、選び抜かれた革のみがマット加工されていくのです。
全くのごまかしがきかない加工と言えます。
マット加工の方がより高級な仕上げと言えるでしょう。
まとめ
ここでは、クロコダイルのマットとシャインニングどっちが高級?をお届けしました。
他にも半艶マット加工やボンベ加工などもありますが、いずれもクロコダイルレザーであり
革の王様であることは間違いありませんので、あなた好みのクロコダイル製品を見つけましょう。