公式オンラインショップはこちら ≫

カイマンとクロコダイルとアリゲーターの違いを大解説!

ワニ革と言えば、クロコダイルレザー、カイマンレザーですが、「ワニ革の財布が欲しいけど、ワニ革っていろいろあるんだよなー。カイマンとクロコダイルってどう違うの?どうやって見分けるの?」

という疑問をもったことはありませんか?

実は革のある一部分を把握するだけで誰でも簡単に見分けることができるんです!

ここでは生き物としての固体のワニではなく、革、レザーとして見るワニ革カイマン(バビラス)レザー、アリゲーターレザー、クロコダイルレザーの違いについて述べていきます。

「クラウン」部位でカイマンとクロコダイルを簡単に見分ける

カイマンとクロコダイルの「クラウン」部位を見比べれば実は簡単に二つを見分けることができるんです。

それではその「クラウン」部位というものを具体的に見ていきましょう。

クロコダイル の「 クラウン 」

「背ワニ」レザー、いわゆるホーンバックレザー(背面突起)の頭コブ頸鱗板(けいりんばん)というのがあります。

クラウンの凸の突起が真ん中に4個の突起があり、両側に2個付いています。
そして、周りには丸いブツブツの突起がたくさん付いています。

カイマンの「 クラウン 」

4列で4個→4個→2個→2個で並んでいます。カイマンの方が小さめですが突起が多く並んでいます。

そしてカイマンの方が一つの楕円の形をしています。
また、カイマンのクラウンにはクレーター跡が全体にわたって付いています。

画像を見た感じでもずいぶん違ってきますね。

カイマンの商品の場合、ほとんどがこのホーンバックの商品が商品化されています。したがって、この 「クラウン」の形状を良く覚えておいてください。

ほとんどがこの「クラウン」を使った商品で、「腹ワニ」カイマンの商品はほとんど見かけません。

さらに、「背ワニ」レザー、いわゆるホーンバックレザーをよく把握していれば、もう完璧に見分けられるでしょう。

ワニ革はカイマン(バビラス)、クロコダイル、アリゲーターの3つ!

ワニ固体の種類としては24種類ほどあるといわれていますが、革として加工され
製品として使用されている種類はおよそ8種類(ワニ革:カイマン、アリゲーター、クロコダイル)程です。

その中から大きくカイマン、クロコダイル、アリゲーター3つに分けて見比べることができます。

ここでは、
・クロコダイル(シャムクロコダイル)
・カイマン(クロカイマン)  
・アリゲーター(アメリカアリゲーター:ミシシッピワニ)の3つの革を見比べていきます。

実はカイマンもアリゲーターなのです

補足ですが、実は学術的にはカイマンもアリゲーターになります。
と言いますのも、こういうことです。
 
・アリゲーター科→アリゲーター亜科→アリゲーター属・・・アメリカアリゲーター
・アリゲーター科→カイマン亜科→カイマン属・・・クロカイマン、メガネカイマン

「カイマンもアリゲーターなんじゃないですか?」と良くご質問を受けますが、
その通りです。同じアリゲーター科に属します。

ですが、同じアリゲーターでもアメリカアリゲーター(ミシシッピワニ)とクロカイマンは、全く似てなくて、どちらかと言うとミシシッピワニはクロコダイルに似ています

カイマンレザーについては下記記事でも詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

>> 【関連記事】クロコダイルとは異なるカイマン(バビラス)レザーの魅力に迫る!

ワニ革には「腹(ハラ)ワニ」と「背(セ)ワニ」がある

ワニ革には、フラットで美しく高級なクロコダイルを象徴する革「腹(ハラ)ワニ」と背中のワイルドでゴツゴツした 「背(セ)ワニ」の2種類の革があります。

この背中の突起部位を“ホーンバック”(背面突起)といいます。
ワニ革を見極めるためには、それぞれの「腹ワニ」と「背ワニ」の革の特徴を知る必要があります。

それを踏まえた上でそれぞれのワニ革の特徴を見ていきましょう。

知っておきたいワニ革の専門用語“斑(ふ)”

ワニなどの爬虫類には、特有な鱗(ウロコ)の形状があります。
そのウロコ模様の事を“斑(ふ)”と呼びます。

ワニ革では腹部位の中央に位置する四角い竹の様な斑を「竹斑(たけふ)」と呼びます。

前肢(まえあし)と後肢(うしろあし)部分の丸味を帯びた斑を「丸斑(まるふ)」または「玉斑(たまふ)」と呼びます。

この“斑(ふ)”をよく注意しながら見ておくと、ワニ革で特徴を知る上で役に立ちます。

それでは、ワニ革の“斑(ふ)”も踏まえながら、カイマン(バビラス)、クロコダイル、アリゲーターの3つの「腹(ハラ)ワニ」と「背(セ)ワニ」の革の特徴を見ていきましょう。

カイマンレザー

出展:『ウィキペディア(Wikipedia)』より

カイマンはあまり大きくなく全長が平均1.5〜2メートルくらいのワニの中でも小さめの固体です。

革では「背ワニ」(ホーンバック)と「腹ワニ」がありますが、共に革の表面に細かい皺が入っています。

また、ホーンバックの突起には月の表面のようなクレーター跡が付いており、とてもワイルドです。

このカイマンは別名、石ワニ(バビラス)と呼ばれますが、なるほど硬い石を敷き詰めたような“ カチッ ”とした革の表情をしています。

カイマンの「腹ワニ」

全体に細かい皺が見られ、独特の四角い「斑(ふ)」(模様)をしています。
クロコダイルやアリゲーターに比べると「斑(ふ)」の溝が浅い。

カイマンの「背ワニ」

カイマンのホーンバックにはクレーター跡が付いており、とてもワイルドです。
中でもホーンバックの頭コブの「頸鱗板:けいりんばん(通称クラウン)」は人気があります。

>>MUDMONKEYのカイマンレザー商品一覧はページはこちら

クロコダイルレザー

出展:『ウィキペディア(Wikipedia)』より

誰もが知る「レザーの王様、クロコダイルレザー」ですが、最高級のレザーとても有名です。

スモールスケールクロコダイル(イリエワニ)、ナイルクロコダイル(ナイルワニ)、ラージスケールクロコダイル(ニューギニアワニ)、シャムクロコダイル(シャムワニ)の4種類が革として加工され商品化されています。

ここではシャムワニの画像を用意しました。
「腹ワニ」では均一でとても美しい斑(ふ)をしています。

また、「背ワニ」部位のホーンバックは尖っており荒々しくワイルドで人気もあります。

クロコダイルの「腹ワニ」

「竹斑(たけふ)」、「玉斑(まるふ)」が綺麗に連立しており、共に上品です。 クロコダイルにしかない感覚器官である「 穿孔 」(せんこう)があります。

>>マッドモンキーのクロコダイル製品はコチラから

クロコダイルの「背ワニ」

このホーンバックはまさに厳ついの一言です。鋭利な刃物のような尖った突起をしています。
凶暴さナンバーワンで人気の理由がよく分かります。

>>マッドモンキーの渾身の最高傑作!ホーンバックウォレットはコチラから

アリゲーターレザー

出展:『ウィキペディア(Wikipedia)』より

アメリカアリゲーターは、アメリカのルイジアナ州、フロリダ州(別名ミシシッピワニ)の沼や河川に生息する大きなワニです。

一見、クロコダイルとたいして変わりません。
固体の特徴は頭と背面のホーンバックがクロコダイルと比べて丸み帯びています。

革では「腹ワニ」の腹面は長方形に長く伸びた斑の形をしています。ホーンバックは突起も丸みを帯びています。

アリゲーターのホーンバックを使ったアメリカンウエスタンブーツが有名です。

アリゲーターの「腹ワニ」

クロコダイルよりも長方形に長く伸びた竹斑の形をしており、同じクロコダイルサイズで比べても「竹斑(たけふ)」、「玉斑(まるふ)」共に大きいようです。

したがって、クロコダイルより少々ワイルド感があります。
しかし、全体的にクロコダイルとアリゲーターはよく似ており、比較してもよく観察しないと分からない程度です。

またアリゲーターにはクロコダイルにある感覚器官である「 穿孔 」(小さいくぼみ)がありません。

アリゲーターの「背ワニ」

クロコダイルと比べると画像のようにホーンバック(背面突起)が丸みを帯びています。

また、突起の連立している間隔が開いているようです。ちょっと、すきっ歯な感じです。

一番おさえておきたい!カイマンとクロコダイルの見分け方

ここまでの説明で、カイマンレザー、アリゲーターレザー、クロコダイルレザー
のおおよその違いが分かっていただけたと思います。

中でも一番に商品化されているクロコダイルとカイマンの見分け方ができれば良いかと思います。

なぜなら、アメリカンアリゲーターの商品はあまり日本では商品化されていないからです。

検索されると良く分かりますが、商品化されているのは、ほとんどがクロコダイルとカイマンレザーの財布、バッグ、小物類なのです。

したがて、クロコダイルレザーとカイマンレザーの特徴を良くつかんでおけば見分けられでしょう。

まとめ

今回はカイマンとアリゲーターとクロコダイルの革の違いを大解説しました。
これで迷わずにお気に入りのカイマンの財布やクロコダイルのバッグなどを選ぶことができると思います。

MUDMONKEYではクロコダイルレザーやカイマンレザーを使った商品が多数あります。

ぜひ、ご覧いただき参考にしてください。

>>MUDMONKEYのクロコダイルレザー商品一覧はページはこちら

>>MUDMONKEYのカイマンレザー商品一覧はページはこちら