今やファッションにおいて欠かせないアイテム、コンチョボタン。
そのコンチョボタンとはどこから来たのか、その由来を探り、また
コンチョボタンとはどのようなものなのか、どんな種類があるのか?
そのバリエーションを特集します。
コンチョ(concho)って何?
コンチョとは簡潔に言うと「ボタン」のことです。
具体的にはファッションとしての「飾りボタン」のことをいいます。
特に財布やバッグや洋服のボタン留めアクセサリーとして使われています。
今ではいろんな素材やデザインがありまして、シルバー製、真鍮製、金属製、プラスチック製、木製
など、さまざまな素材から作られています。
コンチョボタンのルーツはどこにあるのか?
そのルーツは17世紀にまでさかのぼります。
17世紀の大航海時代、いわゆる植民地時代にスペインが新大陸アメリカに入植して大量の銀を持ち込みます。
そして、そこの原住民であるインディアン(ネイティブアメリカン)
がインディアンジュエリーを作り始めるんです。そのインディアンジュエリーの中の一つがコンチョなのです。
「コンチョ」という名称はもともとはスペイン語の「貝殻」をさす 「Concha(コンチャ)」からきています。
それがなまり、英語発音の「コンチョ(Concho)」になったようです。
当時のルーツから、コンチョの原型はシルバー細工のコンチョが原型になるようです。
インディアン族のナバホコンチョなどが有名ですね。
今でも、シルバーで加工したコンチョボタンがたくさん販売されています。
コンチョボタンの使い方
その「コンチョ」は主にレザー小物、デニム系の飾りとして使われてきましたが、
今では使われる用途も幅広くなりベルトやブレスレットや髪留めアクセサリー(ヘアバンド)、キーホルダー、ストラップ系、
ピアス、イヤリングなど様々なファッションで活躍しています。
それだけデザイン性が豊かであると言えます。
コンチョボタンの種類
コンチョの種類も様々ですが、シルバーコンチョを中心にコインを使ったコインコンチョ、
シルバーにストーン(石)を着飾ったストーン系コンチョなどあらゆるコンチョがございます。
シルバーコンチョ
主にシルバー925製のコンチョが多く、原点のインディアン系コンチョからクロスやユリの形を施したヨーロッパの古典的なデザイン、
または、スカルやドラゴン、スパイダーなどの個性的なコンチョボタンまで様々です。
コインコンチョ
ヨーロッパやアメリカのワンダラーコインやハーフダラーコインなど実物のコインを曲げてコンチョに加工したコインコンチョ。
ストーン系コンチョ
本物のストーン(石)を着飾ったコンチョですが、土台をシルバーにした商品が多いです。
ストーンは人気があるターコイズストーンのターコイズコンチョから、
オニキス、タイガーアイ、ラピスラズリ、ガーネットなど様々な本物の石を扱ったストーンコンチョが最近では人気のようです。
デザインコンチョ
上のシルバーコンチョの枠に入りますが、よりオリジナル感を出したシルバーコンチョ。
例えば、人口の宝石(ジルコニア)を散りばめたデザインの物(画像のスカルコンチョには眼にジルコニアをはめ込んでいる)とか中に空洞を作り立体的にかたちどったコンチョとか、
ストーンといろんなシルバーのデザインを融合させた物などになります。
ビンテージコインコンチョ
これもコインコンチョですが、その中でも今では生産されていないヨーロッパやアメリカのオールドコインをコンチョにしたもの。
アメリカの古いワンダラーコインでモルガンコンチョというのがありますが、これがとても人気があります。
またヨーロッパのオールドコンチョもビンテージ感があるので、これをコンチョにするのもカッコいいですね。(画像のコインはヨーロッパのオールドコイン)
メタル系コンチョ
合金で作られたコンチョになります。
革製品よりも洋服のデニムなどによく使われています。
コンチョボタンの形
コンチョのボタンは基本的には丸い形状ですが、今では楕円形だったり、ひし形だったり、その物の形(例えばスカルなど)だったり、と様々なデザインコンチョが登場しています。
また、サイズもいろいろで大きなサイズのコンチョの他にもミニサイズのミニコンチョも非常に人気があります。
MUDMONKEYでも他にはないオリジナルコンチョを多数そろえていますので、ぜひご覧ください。
まとめ
コンチョボタンの由来、またコンチョボタンとはどのようなものかお分かり頂けたと思います。
次回、コンチョボタンのつけ方やコンチョボタンのタイプ(ねじ式・ループ式)なども特集していきます。