コンチョボタンを取り付ける際に必要になってくるものが、ジャンパーホックというホックボタンになります。
このジャンパーホックを使えば財布などの厚みのある革などにしっかりと固定することができます。
ここではコンチョボタンを取り付けるときに必要になる、ジャンパーホックの財布への取り付け方法や注意点をお教えします。
コンチョボタンはドライバーさえあれば、誰でも簡単に付けられる
実はコンチョボタンは、ドライバー(マイナス・プラス)さえあれば誰でも簡単に付け外しができます。
また、取り外しができるということは、長年の使用で緩んでくるということもありえますので時々、ドライバーでネジ(スクリュー)を締めこんでください。
※緩んでくるとコンチョを紛失する恐れが高くなりますので注意しましょう。
コンチョボタンの着せ替え、カスタムも簡単
マイナスドライバーなどでコンチョボタンの取り外しが簡単にできますので、自分の好みのコンチョにカスタムチェンジができます。
衣替えのような感じで、たまにコンチョの着せ替えも楽しむことができます。
あらかじめ、コンチョ付の(財布)ウォレットを持っている方は土台(ジャンパーホックの本体部分)がすでに付いているため、ネジの開閉だけでコンチョボタンの着せ替えができます。
しかし、ここからはその土台が無い場合のジャンパーホックの取り付け方について詳しく解説していきます。
ジャンパーホックについて
まずはジャンパーホックについて解説しますが、このホック式はレザークラフトで良く用いられる留め具ボタン用式の一つです。
厚みのある革製品、バイカーズウォレットなどでよく使用されるホックボタンです。
足が長いので薄い革には不向きで、革の厚みは最低でも2mm以上必要になってきます。
バネホックよりも強力で足が太くて長いめ、厚みのある革にしっかりと固定できることが特徴です。
では、それぞれのパーツについて見ていきましょう。
上の画像の本体側(財布本体側という意味)は、アタマ、バネで構成します。
ですが、ここでコンチョをつける場合は、アタマは不要になります。
次にフラップ側(フラップとはパタパタと開く蓋という意味なのでコンチョ側)は、アシ、ゲンコで構成します。
この両方のパーツを組み合わせて取り付けていきます。
ジャンパーホックの選び方
ジャンパーホックは基本的に大小の2種類ありますが、ほとんど大サイズを使うとよいでしょう。
小サイズのジャンパーホックの場合、コンチョに対応しているネジがホックボタンに合わない場合があります。その場合、うまくボタンが閉じることができませんので注意してください。
そろえる道具は?
①ハンマー・・・木、ゴム、鉄何でもよい。
②万能打ち台・・・木板、金属板、樹脂板などでもよい。
③打ち台金属板・・・これに革ハギレなどを添えてもよい。
④ドライバー
⑤小ポンチ穴あけ用(画像のは直径3ミリ)
⑥大ポンチ穴あけ用(画像のは直径5ミリ)・・・コンチョネジ脚の直径に合わせて
⑦ジャンパーホック打ち棒
⑧ジャンパーホック本体側
⑨ジャンパーホックフラップ側とコンチョ
ポンチ、打ち棒、打ち台などがセットで販売されています。下記のようなセットを購入しておくと便利ですね。
取り付けるコンチョを決めよう!
それではお好みのコンチョを取り付けていきましょう。
取り付ける財布(ウォレット)に合うか、取り付ける場所(フラップ)に適しているかなどサイズを詳しく調べてコンチョ選びをしましょう。
コンチョボタンの取り付け方
それでは実際に画像で解説しながらコンチョボタンを取り付けていきますが、
ジャンパーホックの凸「本体側」、凹「フラップ側」の両方を設置していきます。
コンチョを受ける側を「本体側」、コンチョ側を「フラップ側」となります。
「フラップ側」のジャンパーホックの取り付け方
コンチョを付けるフラップ部に型を付けて穴を開ける場所を決める。
大ポンチでコンチョを付けるための穴を開ける。
バネにネジを入れてコンチョ穴にネジ留めをする。
<おすすめ>
ネジを入れ込む際に、接着剤やボンドなどをネジに塗ってネジ締めをすると強力になりますので、おすすめします。
「本体側」のジャンパーホックの取り付け方
ここで確認していただきたいことがあります。
それは、本体の革の厚みが何ミリなのか?
4ミリ位の場合は、並みのジャンパーホック6ミリでよいですが、それ以上の分厚い革ですと10ミリの足長のジャンパーホックのアシが必要となります。
先にフラップ側にコンチョを取り付ける穴を開け、その穴から本体の受け側に小ポンチで型をつけて、受け側の(本体側)位置を決める。
小ポンチで穴を開けていきますが、その前に注意しないといけないことは、
財布を開いて内側に当て金属板やゴム板を必ず入れること。これを入れないと財布の内側が貫通してしまいます。
小ポンチで穴を開けていきます。
穴を開けたら、財布の中からジャンパーホックのアシを差し込み財布の外側からゲンコを入れていきます。
ジャンパーホック打ち棒で打ち込みます。
この時に注意しないといけないのは、打ち込む時は財布の中に必ず下敷きを敷いてください。
(上の金属板のようなもの)でないと財布にキズが付いてしまいます。
しっかり打ち込まれているか確認してください。回ったりすると噛み方があまい証拠なので、再度打ち込んでください。(噛み方があまいとすぐに外れてしまいます。)
<ポイント>
ここでは6ミリのアシを使用していますが、本体が4ミリの革の厚さでも、10ミリの足長アシを使用できます。
無理をして「アシがちょっと短いかな」という感じで打ち込んだ場合、ボタンの開閉をしてみると、すぐに取れてしまうことがあります。
それはうまく噛み合っていなかったということですので、足長アシを取り付ける必要があります。
10ミリの足長アシは非常に使えますので、いくつか持っていた方がよいでしょう。
開閉を何度か繰り返してください。音がパチッと鳴らない場合は、うまく噛み合っていません。
フラップ側のネジがセンターにきていないとか、ネジが浮いているなどの問題がありますので確認してください。
また、ネジ、シカゴスクリューに関しましては下記のブログで詳しく掲載しておりますので、参考にしてください。
まとめ
今回はジャンパーホック式のコンチョボタンを財布に取り付ける方法と注意点を画像付きで解説しました。
道具があれば、自分好みのコンチョカスタマイズが楽しめますので、ぜひチャレンジしてみてください。
「めんどうくさいなー」と思った方は当店へご相談ください。お気軽にメールにてお問い合わくださいませ。
また、マッドモンキーでも様々な他社には無いオリジナルコンチョを満載していますので、ぜひご覧くださいませ。
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