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熊本の山都町八朔祭り、圧巻の造りもの

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先週、熊本県の東に位置する宮崎にも行ける山間の小さな町、山都町に行ってきました。
昔は矢部町と呼ばれていました。通潤橋という石でつくられた石橋が有名ですね。

ここに来た目的は、9月に開催される八朔祭りの自然の山野のみで造られた、大きな[大造りもの]を一度見ようと思いやってきました。

まず来て見てビックリ、でか~い!龍をはじめに拝見。いや~リアル。

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つづいて、鷲。羽に使っているススキや、藁を隙間なく埋め込んでいる。気の遠くなるような途方もない作業がすぐに分かる。

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これまたすげ~、魚を二匹もつかんでいる。鱗がなんとも素敵、この赤いのホオズキらしいです。ちなみに金賞だったのかな?

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ちょっとおもしろいが。そう、ちゃんとそれぞれの造りものの中にはテーマがあって、それも審査の対象になるみたいです。

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いや~やっぱり私はこれが一番ですねー!これは達磨大師!
この躍動感あふれる動きと、力強さ。抜群です、まさに芸術。

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このふさふさの毛を連想されるものは、シュロの皮というものらしいですが、これで皮膚をかたどった、リアルで力強く逞しい足。すばらしい!の一言です。地元のおばちゃんが言ってましたが、でもこれ何の賞もなかったらしいです。
しかも、これらの[大造りもの]は一ヶ月かかってつくりあげるらしいですが、祭りが終わったら解体されるそうです。あ~もったいない!

250年も続くこの伝統の祭り。
まさに山都町の民の連帯と美しい自然への敬意が伝わってくる。
そして、独創的なアイデアと地道で繊細な[大造りもの]からは、世界に誇れる日本人の能力の高さとセンスを感じさせる。

熊本に育ちながらはじめて知ったこの祭り、なんて恥ずかしい・・・。また行くバイ。

まさに圧巻!ナイス山都町!