エイジング、それは年を経るという意味で、経年変化ともいいます。
革とは時間が経つことで、いい味わいが出てきます。
長い間、使い込んでいくことで、深い味わいが出てきます。だいたい革好きの人は、このエイジングを好んでいます。
その中でも“栃木レザー”は最高のエイジングを楽しめるといいます。
ではその“栃木レザー”の中で最もその変化のスピードや色変わりを実感できるカラーや種類とは何でしょう。
革好きの方はお察しでしょうが、まさに色変わりが目立つ革、元々薄いカラーのものになります。
「栃木レザー」の中でも一番エイジングを実感できるナチュラルカラー
答えはナチュラルカラーです。
タンカラーとも言いますが、要するに色付けしていないナチュラルのレザーです。
それはそのはずで、色が薄いナチュラル色ですので、色つきが目立ち、これが一番エイジングを実感できます。
ナチュラルから、茶色→黄金色→茶褐色へと変貌を遂げていきます。
“栃木レザー”ですと、そのスピードも速いです。
ナチュラル以外ではそれに近いイエローやオレンジ系統でも色が薄いため、エイジングを堪能できそうです。
他のカラー、ブラウンやグリーンカラーなどもエイジングで色濃く変化していきますが、ナチュラルほどではないですね。
またナチュラルは革本来の色合いのため「ザ、革!」と言えるような雰囲気があり、一番人気もあります。
したがって、栃木レザーの革のエイジングを存分に楽しみたい方はこのナチュラルレザーの革製品を選んだらいいでしょう。
「栃木レザー」の中で一番エイジングする種類は?
栃木レザーのレザーの革の種類もいろいろあります。メインとなるレザーを見ていきましょう。
サドルレザー
グレージング(革表面磨き加工)仕上げをしており、吟面(革表面)がタイトで密な艶感があります。
馬具のサドルに使ったことから知られているサドルレザー、硬さがあり非常に丈夫です。
バケッタレザー
染色後にオイルを染み込ませたオイルレザー。
さらに空タイコという回転機械でソフト加工しているため、シボが立っているのが特徴です。また、艶があるのも特徴。
プルアップレザー
こちらもオイルを浸透させた革。
プルアップとは、革を折り曲げた時、オイル分が退けて吟面に濃淡の色変化をすることを言います。
クラシコレザー
旧名称:イタリア調とも呼ばれた マットタイプのヌメ革。
クラシックな表情をしており、オイルの浸透により、使い込むほどに艶が増していきます。
いずれもタンニンなめしで加工された革のため、エイジングします。
中でもナチュラルや色の薄い系統のカラーであれば、よりエイジング感を経年変化の工程を堪能できると思います。
したがいまして種類を問わず、ナチュラル系統のカラーを選ぶといいでしょう。
他の「栃木レザー」のカラーもエイジングを楽しめる
ナチュラルカラーが最もエイジング(経年変化)を最も堪能できると言いましたが、
他のカラーももちろんエイジングを楽しめます。
今流行りのグリーンカラーもエイジングすると色濃くなっていき、ちょっとスタイリッシュでカッコイイです。
ブラックカラーなども黒光りしていき、その光沢感がとても存在感を発揮してきます。
実際、ブラックファンも多いです。
いずれのカラーもそれぞれにエイジングしていき、それぞれに個性を出していきます。
後は、使い手(オーナー)によって革の表情、味わいが変わっていく、これこそが、このエイジングの楽しさであり、醍醐味なのです。
そうなってくるとまさに相棒と呼べる存在に代わっていくんですね。
革はすべてがエイジングするわけではない
どの革もが同じエイジングをするかと言えば、それは違います。
ほとんどエイジングをしない革もあります。
ではなぜそこまで“栃木レザー”はエイジングが凄いのか。
それは革を作り出す生産方法(なめし製法)の違いが決め手になります。
まとめ
ここではエイジングを楽しめる最高の革こそが“栃木レザー”であり、またその中で最も経年変化が味わえるカラーや種類をお伝えしました。
ぜひ、栃木レザーの製品をいろいろ吟味して、自分好みの革製品にエイジングしてみましょう!
きっと最高の相棒と言える、革グッズになること間違いなしです。