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エイ革、スティングレイ革の魅力を大特集!

2019.4.30

エイ革はなんと1000年以上も前から商品化されていた!

エイ革とは?

今ではずいぶんと有名になってきました、エイ革。
しかし、まだまだエイの革ってなに?スティングレイ革ってなに?、ガルーシャ?え、神様?
なんて、皮のことに興味がない人達は知らない人がほとんどでしょう。

どちらかというとサメ革の方が有名ですね。
そうなんです、エイという魚の皮の事なんですね。
そして、エイの事を英語でスティングレイ Stingray、フランス語で ガルーシャ galuchat と呼ぶんです。

エイ革の歴史

エイの皮って世界的に見てもすごい大昔から利用されてきました。
なんと、紀元後2世紀から6世紀にかけて勃興した大帝国、ササン朝ペルシャに由来するそうです。
実は日本では平安時代に聖武天皇の刀とされるものがあったらしい。 その大きな刀の柄がこのエイ革で作られていました。それは儀式用に用いたとされていますが、実は遠い外国の舶来品でありました。

その外国がアラビアンナイトで有名な今では夢物語の王国、ペルシャ帝国だったのです。

当時、大帝国を築いていたペルシャ帝国から、中国の唐に渡り、日本へ送られてきたようです。 おそらくシルクロードを通って長~い長~い時を経て、日本へやってきたのでしょう。悠久の歴史を感じさせますねー!

画像ように、装飾品として着飾られているのがわかりますね。
今では正倉院の国家財宝として保管されています。 この辺りの時代から、日本の刀の柄部分にはエイの皮が使われていくんですね~。

柄(つか) にエイ革を着せれば滑り止めとなったり、また丈夫で長持ちしたらしいんです。また、その表面の模様、粒のきらきらとした見た目の美しさなどが重視されたようです。
そして、サメやエイは龍や蛇と同一視され、霊的な威力を持つものとして好んで刀剣に使われたらしいんです。 
江戸時代の鮫皮については、大阪で刀剣の鑑定をしていた稲葉通龍が1785年に著した「鮫皮精義」という書物 に詳しいことが載ってるみたいですね。

エイ革の特徴

エイ革は、古来よりその美しさから「泳ぐ宝石」と呼ばれて高級な皮革素材として珍重されています。
リン酸カルシウム、から成る小さい粒状の楯鱗に被われています。 非常に硬くて光沢感があり、まるで、ガラスビーズを一面に敷き詰めたような細かい突起が特徴的な革です。
また、革を研磨して表面をつるつるにするポリッシュ加工した素材もあります。 革が硬く加工が難しいため高価な革として取引されています。

エイ革はその硬さから、牛革の10倍の強度があるといわれています。 背中部分に白くなっている部分がありますが、これはエイが光を感知する器官で、『スティングレイハート』『スターマーク』と呼ばれています。

上部の画像がエイ革の断面ですが、樹脂に小石を詰め込んだような断面をしています。
偽者ではございませんよー。
この石のような部分がリン酸カルシウム 、いわゆる人間の歯と同じ成分なんですね。
エイ革 はすばらしく、強靭な革だというのが見てわかるでしょう!
これは専用の大はさみでカットしましたが、通常グラインダーなどでしか切れません。相当丈夫な皮なので加工も難しいのがよくわかる。

エイ革の財布

私たちマッドモンキーもエイ革、スティングレイの素材を使った財布やカードケース、キーホルダーなども取り扱っておりますが、よく使うものは銀面を磨いたポリッシュのエイ革です、ポリッシュスティングレイとも呼びますねー。キラキラと輝く美しいところがとっても魅力的です。エイ革の長財布などはほとんどこれを使用しています。

スマホケース エイ革

最近の小物類ではスマホケースなどでエイ革、スティングレイ革が使用されてきています。中でも、iphoneケースのエイ革はとても人気のようです。

エイ革のお手入れ

エイ革はほとんどメンテナンスはいりません。ほとんど皮というか、石の表面みたいなものですので、 オイル やクリームは浸透しません。汚れをふき取る程度でいいです。ただし、外側はエイ革でも中身は牛革の財布やカードケースや小物類がほとんどだろうと思いますので、中身のレザーのメンテナンスはしっかりした方がいいでしょう。
レザーの経年変化を楽しみたい方には物足りないかもしれませんが、変わらず丈夫で何年も使えるのも魅力のひとつですね!

エイ革の評価

まず珍しい!
昔から刀や兜などの装飾品として使われてきたのは事実ですが、財布やエイ革の小物類として人気が出てきたのはここ最近と言えるでしょう。

だから、「 何その財布?」 とか、「 何革?」 とか尋ねられるとよく耳にします。それだけまだ知名度は高くないレザーなのでしょう。だからこそ、目立つ、珍しい、という意味では人気ものになるかもしれません。

1つや2つ小物などでも持っているといいかもしれませんね。珍しがられていい話題づくりにもなるでしょう。

エイ革財布や小物類の使いやすさ

まず重さでいうと、通常の牛革製品や蛇革よりは(サドルレザーを除く)重い感じがしますが、そこまで重さは感じません。クロコダイルレザー系統とほぼ同じ程度のようです。

非常に丈夫なレザーなのでガンガン使い込んで結構です。もちろん、ズボンのポケットに入れて使っても問題ありません。

エイ革でレザークラフト

エイ革は硬く、通常の牛革やレザー達と比べられません。よって、カットや研磨、縫込みもなかなか困難です。上質のレザー程、厚みもあり、肉がしっかりしているため裁断なども困難ですが、仕上がりはバッチリきれいになりますね!
大変ですがレザークラフトがんばってください!
当社では時々、スティングレイレザー、エイ革のハギレの革を一円オークションで出品してますので、ご案内を見ててくださいね。