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いざ出陣!

明けましておめでとうございます!

昨年中は大変にお世話になりました。

今年もマッドモンキーをよろしくお願いいたします。

忘れ去られた幻の都「ウィアン・クム・カーム」

先日、「ウィアン・クム・カーム」というタイのチェンマイにある古いお寺跡地に行ってきました。

ちょっと、いいづらい名前で噛みそうですが。

実はここがなかなか興味深い、伝説の“ 幻の都 ”だったんですね。
まるでジャングルにひっそりと隠れて姿を現さなかったアンコールワットのように。

タイのチェンマイとはタイ北部にある第二の都市でもあり、タイの古都でもあります。
今ではタイの古い文化や芸術が残る都として観光地化されています。

タイはもともとお寺がたくさんあるので有名ですが、ここチェンマイも古く風格のあるお寺が
たくさんあるんですね~。

日本でいう京都みたいなもんでしょうね、とても風情がある都市です。

その「ウィアン・クム・カーム」はチェンマイの旧市街地から5キロ程離れた、川沿いにはあります。

北部タイで600年間続いたラーンナー王朝・タイ王国。

その「ウィアン・クム・カーム」は13世紀~16世紀の300年間存在したランナー王朝の最初の都。

その昔、都は洪水で押し流されたと伝説だけが伝わっていました。

度重なる洪水によって、都は土砂に埋まり、何百年もの間、
「ウィアン・クム・カーム」という名前も忘れ去られていたといいます。

ですが、つい最近の1984年に地下1.5mから発見されました、土砂に埋もれていたんですね~。

かつての堀の中から約20もの寺院が見つかり、遺跡の発掘はまだまだ途中らしいです。

洪水ですべて流されたのか、寺院の外壁や土台石だけが残っています。

お寺がランドマークとなる時代なので、間違いなくここが中心地だったのでしょう。
そして、ここが洪水になったため今の旧市街地へ都を移すことになったようです。

タイらしい観光地

画像のように仏像も残っています。
ただ、ほとんどの仏像や調度品などは発掘され政府が保管していると思いますが、
一部、仏像や金細工などが盗掘されたという話も聞きました。

すばらしい、遺跡の残骸は世界遺産になってもおかしくないでしょうが、そうではないみたいです。

それはそれは、昔は荘厳な場所だったんでしょうが、今でもその名残をしっかり残しています。

この2キロ平方メートルほどの大きさの遺跡群の中には、普通に一般の人が居住しています。ふつうに隣に家があったりします。

タイにはこのような遺跡と人々が住む居住区とが同化している地域がいろんな場所で見受けられます。

日本では信じられない光景ですね!

私の息子が『これ昔の石じゃないの?外れてるよ。』って言ってレンガの石をつかんでいました。
そこら辺に遺跡の石が転がっているんです。掘ったら、いろんな物が出てくるような気配でした。

それくらいザッとしているというか、「こんなもんでしょ!」みたいな感じ。
さすが、アメージング、タイランド。

もう、ここの横に家、建てても誰も文句いわないんじゃ、見たいな勢いです。

この日は観光客は少なめで閑散としていました。
あれだけすばらしい遺跡群が残っているのに、もうちょっと整備して観光地化したらいいと思いますが、

あまり力を入れてないようですねー。

日本だったら、間違いなく世界遺産の申請してますでしょう。

でもこの方がいいかもしれませんね!

穴場スポットになりますし、私の散歩スポットにもなりますし。

訳ありで謎めいたアンティークショップ

私はもともと古いもの、遺跡や骨董品などに興味があり、一時期考古学者になろうとも思っていたくらい。(なんちゃって)好きなだけです。

ただ、詳しく知ろうにも、そのような遺跡群にはその国の言葉と英語で書かれているので把握するにも限度があります。

だから、話はおよそわかるので、ガイドの話を聞いて理解するって感じなんですが、

大昔のいろんな、いつわ話を聞くと当時の人々の暮らしや、考え方がとても興味深く思えて想像が膨らんできます。

以前、ここチェンマイから近い、険しい山を超えていくミャンマー国境の町、

メソートという街に行ったことがあります。

メソートは昔からタイとミャンマーの物流拠点として有名な街ですが、

ここにはミャンマーから古い仏像や、様々なお寺に関する物で僧が使っていた経典や経典の箱、蝋燭たて、、お盆、木彫りの彫刻、家具などいろんな物が売買されてタイに入ってきていました。

そして、チェンマイにはバンコクには無いアンティークショップが数件あって、そこにこのミャンマーから入ってくる調度品が売買されています。(現在は輸出入禁止になっているため、外国に持ち出せません)

私も好きなんで、しょっちゅう通ってます。

ミャンマー独特の守り神にもなる、人間なのか魔物なのかわかりませんが、
奇妙な生き物の木彫りがあります。とても、ユニークで古く高い値段で売られています。

ただ、現地価格では低価格ですが、日本では相当な金額がするでしょう。
(これも輸出入禁止のため、外国に持ち出せません)

また相当古い昔に作られたんでしょうね、外国人にとても人気らしいです。
このアンティーク・ミャンマー品めぐりの旅はまた詳しく次回に。

話し戻って、「ウィアン・クム・カーム」の遺跡めぐりですが、

そこの「ウィアン・クム・カーム」では、馬車に乗ってお寺を7カ所くらい回りました。

昔ばなしを馬車を運転するおじいさんから聞きながらゆっくり、テクテクと回りました。

こんな話をしてくれました。

呪われた盗品

その昔、たくさんのお寺があったとされていますが、盗掘も相次いだそうです。

貴重な仏像や、いろんなお寺の調度品、金細工などが盗まれたそうですが、その貴重なお宝を盗んだ人々は、奇怪な死を迎えたそうです。

やはりファラオの呪いじゃないですが、こうゆう昔々のお宝物などには付き物の話ですね~。

それで、先ほどチェンマイにあるアンティークショップの話をしましたが、実は

売られている骨董品はミャンマーから入ってきたのではなく、

「ウィアン・クム・カーム」の宝物の盗品じゃないのか!

と勝手に思っちゃいました。(このブログを書きながら思いました。)

なぜかというと、よく行くショップのおばさんが言っていたのを思い出したからです。

「昔々のこの類の物は、何かしらの霊魂が入り込んでいるから、たま~におかしなことが起こる」と、

でも、実際に私もその仏像や木彫りの人形など見てきましたが、何か凄いパワーというか、風格を感じさせてくれました。好きなんで買おうかなとも思っていました。

そして、 歴史的には13世紀から16世紀に栄えた都「ウィアン・クム・カーム」 はその間の15世紀の1558年にミャンマーに攻められ占領されるんですね。

北方にある都「ウィアン・クム・カーム」 は当時から近隣諸国であるミャンマーと密接に関わっていたでしょうから、いろんな文化も似通って、入り交ざっていると思うんですね、

だから、 「ウィアン・クム・カーム」 にミャンマーそっくりの仏像や人形があってもおかししくないはず。

今度行ったら、おばちゃんにこの僕の推理を聞いてもらおうと思います。

いやいや、わかりませんよ~。

私の推理は以外と当たっているかもしれません。

これは、これは金田一少年を呼ばなければ。

2020年は古都チェンマイよりスタート!

「ウィアン・クム・カーム」その静かな佇まいは、はるか昔の時代にタイムスリップしたかのようでした。

実はここ「ウィアン・クム・カーム」へは私が住んでいる家から歩いていける距離なんです。

約2キロ位で私の家の裏にある感じです。

家の近くにこんなに凄い、大昔の都跡地があるなんて、はじめはびっくりしました。

そしてタイのはじめての都に住んでいたなんて、驚き!(引越してくるまで本当に知りませんでした)

とても環境にいいところなんですね~。ぜひ、遊びに来てください!

マッドモンキー2020年令和2年はここ、悠久の都、幻の都

「ウィアン・クム・カーム」がある古都チェンマイから開始いたしま~す!

今年も何卒、よろしくお願いします!