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激旨!激辛タイ料理

驚きのうまさ!

通常タイ料理といえば、みなさんご存知、私もしょっちゅう作るガパオライス。
おいしいいですよね~!

また、世界三代スープ、トムヤムクン。サラダのヤムウンセン。

激辛ナンバーワン、パッキーマオ。焼き鳥、ガイヤーン。

後、カレーのグリーンカレー、などがよく耳にするタイ料理ですね。

ですが、今日は激うま!タイ料理をお教えいたしま~す!

でも、通常知られているタイ料理ではありませ~ん。

知る人ぞ知る(なんちゃって)、メジャーなタイ料理ではなく、
地方で伝承される北部のタイ料理なんです。

バンコクではほとんど北部料理なんてお見かけしません。
まず北部料理のお店がほとんど無いし、あってもあんまりパッとしない。

だから、こんなもんかーと思ってましたが、この本格的な北部料理に出会ってから、びっくり!
こんなうまいタイ料理があったなんて~!

目からウロコが出るとはこのこと。
私もタイに来て10年在住で、はじめてその存在を知りました。

“ラープヌア”料理、パヤオバージョン!

中でも、私のお気に入りが、これ!“ラープヌア”、パヤオバージョン!

ラープとは、小さく刻んだもののこと。そして、ヌアは北を意味します。

パヤオバージョン!とは、パヤオという北部の県でつくるという意味です。

このラープ料理はタイ料理の代表格でありまして、

いろんなラープ料理があります。ラープイサーン(北西部の豚料理)、ラープラー(魚)、ラープペッ(鴨)
などなど。中でもラープイサーンは有名でイサーンという地域、タイの北西部の豚肉を細かく刻んだ酸っぱくて、辛い料理は有名です。

私もこれは知っていました、ですが北部のラープを食べたとたん、絶対こっちがうまいって思ったのです。

それ以降、はまっちゃったんですね~。

この辛さと旨み!

“ラープヌア” の何に、はまったかといいますと、そのうまみと辛さ!

ハンパないです!

言葉でしか伝えられないので悔しいですが、日本ではあじわえない味覚。

はじめ食べた瞬間は辛さが先ず来ますが、その後、旨みが二重、三重で来るって感じです。

そして香りもいいんですね~。ご飯がじゃんじゃん進むんですね~。

香りと辛さは花椒(かしょう)が入っているからなんですが、旨みはカピ(えびの味噌)と豚ホルモンなんでしょう。

はまる!くせある花椒(かしょう)

今までタイ料理でこのラープで使っている、花椒(かしょう)なんか見たこともありませんでしたが、

ここ北部では花椒(かしょう)だったり、クミンを使った料理もあります。

花椒(かしょう)とは山椒(さんしょう)に似たものですが、山椒は緑色でうなぎ焼きに振りかけたり使いますね。

花椒(かしょう)は、中国から来てまして、四川料理には欠かせないものです。

四川麻婆豆腐に入ってますね~。とってもいい香りとパンチが効いた辛さが特徴なんです。

私はこの “ラープヌア” に、はまっちゃったんですね~。

ではそろそろ、作り方を教えます。

とは言いましても日本では手に入らない物もありますのでアレンジしてくださいね。

作り方

ただ炒めるだけの簡単な料理なんですが、材料をそろえるのがちょいと一苦労します。

まずは、炒めるときに味付けとなるナムプリック(唐辛子とその他、香辛料を混ぜたもの)を作ります。

  • 赤唐辛子(乾燥)
  • レモングラス
  • ニンニク
  • 花椒(かしょう)
  • 生姜
  • カピ(えび味噌)

これを石のすり鉢で叩き潰し(フードミキサーを使うとよい)、粉末状にすると出来上がり。

次に豚の材料は、

豚ひき肉、ホルモン、レバー、豚の皮

ふりかけ:挙げレッドオニオンタイ、挙げニンニク

付け合せ:キュウリ、レタス、パクチー、からし菜

それでは豚肉の下準備ですが、ホルモンは茹でて薄くスライスします。

豚の皮は、30分くらい茹でてやわらかくなったら、薄くスライスします。
豚の皮、これは日本ではなかなか手に入らないですね~。(入れなくてもいいです)

タイでは豚の皮はよく使われます、これをカリカリに挙げてラーメンに入れたりして食べたりもします。
コリコリとしておいしく、歯ごたえを楽しむもので、とてもいいアクセントになります。

ボールに入ってるものは、もうすでに皮とホルモンの下ごしらえ完了してます。

そして、これにナムプリックを入れてかき混ぜ、炒めます。

ナムプリックはお好みで入れていいです。辛いのが好きな人は多めにいいですが、相当辛いのではじめは少なめにいれ、調整してください。後は塩も味を見ながら調整します。

いい色合いになってきました。
フライパンがバチバチと音がするまで炒め続けます。
そぼろと同じでポロポロになるまで炒めると、味がしっかりしみ込んでおいしくなります。

これで出来上がり!仕上がった後のオイルを見ればわかる通り、 唐辛子で真っ赤っ赤 !辛そうでしょ。
後は付け合せにキュウリや、レタス、パクチー、からし菜などと一緒に食べてください。

からし菜と書きましたが、タイの野菜でパッカーというのがありまして、どうも日本には無いみたいなんです。

わさびやマスタードのようなピリッと辛い葉物野菜で、とてもスパイシーな肉料理には相性がいいんです。

日本でいう、からし菜やわさび菜に似ています。タイでは水田近くによく見かける野菜。

これがまた抜群においしい!

また挙げレッドオニオンタイ、挙げニンニクをふりかけたら、もっとおいしくなります。

これはお好みで。

ちなみに私の弟もこのはまっちゃいまして、

ナムプリックをたんまり持って帰っていきました。

もう、食いすぎてほとんどないから、また送ってとか言ってましたねー。

ほしい方は言ってくださいね~、送ってあげますよ~。

すいません、作り方の分量を書いてませんでした。

おおよそでいいで~す。

これがマイペンラ~イ!タイランド

料理も製作も真心をこめて

地方の同じ北部料理でも、県によって作り方も味も違ってきます。

同じタイ北部のチェンマイ、チェンライ、パヤオ県それぞれ地域によって作り方が違うんです。

そして、作る人によっても味は変わってくる。

まずいのもあるし、まあまあ、おいしいものといろいろ。

もちろん、おいしい料理を作るためには、作り手の技術や経験は大いに左右するでしょう。

だけど一番大事なことは作り手のおいしいものを作りたいという“真心”だと思います。

私達、マッドモンキーも忘れずにしていきたいものです。