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タイで独立店舗型フランチャイズビジネスが流行る!

現在コロナウィルスは世界を巻き込み、まだまだ収束の目処も立っていません。
ここタイ国内でも混乱を引き起こしていますが、大型クルーズ船の「ウェステルダム」の入港拒否や、様々な観光地の催し物の閉鎖などが起きています。

先日、私はタイで一番大きいセントラルショッピングモールに行ってきましたが、いつもは駐車場も探さないと見つからないくらい混雑しているモールも人は少なくガラガラ。

中規模のショッピングモールのロータスやビッグCにも行ってきましたが、通常よりかなり人が少ない。
やはり、新型コロナウィルスの影響で人々は外出を控え人ごみを避けているようで、ショッピングモールの 中ではほとんどの人がマスクを着用しています。
おそらく世界中でこのような事態が起きているのでしょう。

人気の大型ショッピングモール

タイではこの大型ショッピングモール“セントラル”がとても人気!
それは、食料品から衣料品、ブランド品、など全てがそろい、品質もよくタイでは最先端の流行の物がここに集中しており、銀行、保険、マッサージ店などあらゆるジャンルの店が集約されているからなんです。
そして、なんと映画やフィットネスジム、プール、ゲームセンターなどの娯楽施設も併設されています。

また、タイは暑いのでエアコンが効いて涼しいこのショッピングモールに、みんな涼みに来ているのかもしれませんね~。
ベンチに寝っころがっている、おばさん、おじさんもいっぱいです。

他にも中型店舗のロータスやビッグCなどがありますが、これもいわゆる“セントラル”と同様の箱型モールのショッピングモールで様々な買い物ができたり、レストランで飲食ができたり、銀行や保険業者や配送業者などの店舗もあります。
タイではこのようなモール型の店舗が多く、そこにいろんな業種が集約されています。
日本でいう、イオンモールやゆめタウンのような商業施設ですね。

このようなモールはいろんな用事を済ませたい人には便利ですが、不便さも大いにあるんです。

ちょっとした買い物には不便な大型ショッピングモール

この大型モールの欠点は、ちょとした買い物には面倒くさいという事。
お母さんが夕食の買い物もして、銀行にも行って、ちょっとユニクロのセール品を覗きに行ってみよう、
などの時は全てがそろっていて便利かもしれません。

でも、ただスーパーマーケットに夕食の買い物に行くだけとなると、とても面倒くさい!
私もタイに十数年暮らしていますが、常々思っています。

例えば、豆腐を買ってきてと、妻に買い物を頼まれた場合など。

まずセブンイレブンには無いので、わざわざショッピングモール内のスーパーマーケットまで行かないといけません。大型モールは駐車場も広いし、2階3階まで上がらないといけないし、駐車してからマーケットまで歩くのも遠いし、とても大変なんです。たった一個100円の豆腐を買うために、車のガソリン代、プラス手間賃がかかってしまいます。

日本のように、「ちょっと豆腐買うの忘れたから、そこで買ってきて!」ってな具合にはいかないんです。

とっても面倒くさいんですね~。だから、このような場合大抵、“豆腐、入れないほうがおいしいよ!”って上手いこと、かわしています。

このようにタイではスーパーマーケットに行くのに、ちょっと身構えて出向かなくてはならないんですね。
タイではスーパーマーケットが独立した店舗を持っていません。
大型モールに併設されたスーパーマーケットばかり。
最近ではイオングループのマックスバリューが進出してきて、日本同様の独立店舗を出店していますが、ほとんどが大型モール内にしか店舗を構えていません。

参照;ハウスドゥさんより

独立店舗を拡充すべき

実はチェンマイにはこの県オリジナルのリンピンスーパーマ-ケットというのがありまして、これは独立型の店舗になっています。多くは外国人が買い物をする場所になっていますが、それでも賑わっています。もっと、地元のタイ人をターゲットにした店作りにすればもっと繁盛しそうです。

日本のスーパーマーケットは独立店舗もかなり多いため、食料品だけの買い物だと非常に便利。
タイもそうするべきでしょう。日本を知らないタイ人は、その便利さを知ればみんなそこで買い物するでしょうし、忙しいお母さん達には大喜びするでしょう!

タイは独立型のスーパーマ-ケットを拡充させるべきです。
実はこれはスーパーマ-ケットに限らず、あらゆる分野の小売業でも同じことが言えます。
例えば、電化製品やカメラ、パソコンなどを見に行こうかなと思ったとき、
やっぱり大型モールのショッピングセンター内の電化製品屋に行かないと無い。
また、本を買いたいなと思ったとき、これも大型モールにしか無い。

なんでもかんでもショッピングモールなんです。
バンコクの都心に住んでいる人はどこにでもあるので関係ないでしょうが、
郊外に住む人にはとても不便。

日本のように、様々な小売業が独立店舗だと利用者は便利なんですね。

そこで今、タイで意外と流行りそうな独立型店舗を一覧にしてみました。
結局はどこまで集客できるかなどの採算を算出しないといけないのですが、
まずはそんな事は度外視して。

1、スーパーマーケット
2、アイスクリーム屋さん
3、麺屋
4、タイ飯屋
5、電化製品店
6、携帯電話ショップ

ほとんど食に関する店舗になりますが、それはタイでは圧倒的に飲食業が少ないからであります。将来的にはまだまだ伸びていくでしょう。
タイ人はスローな人種のためか、朝からお店が開いている所や24時間営業の飲食店もない。だから、郊外では 朝や昼は食べるところが 非常に少ないのが現状です。

アイスクリームのチェーン店

タイは暑い国です、アイスクリームは売れます!
ですが、アイスクリーム屋さんの有名どころはさっき言った全部モール内だけ。なぜ無いんでしょうか?
おそらく契約や大店法などによるものかもしれませんが、
独立店舗を出してはいけないという法律はないはずです。

タイは喫茶店(カフェショップ)はどこでもあり、乱立状態。どこも似たような店舗ばかり。やはり経営も厳しいらしいです。

ですが、アイスクリーム屋さんは無い。不思議?ここは暑い国、冷たいものは食べたい! これは一押しのねらい目でしょう。
小さい店舗型で全国チェーンにすればいいでしょう。 ここでタイ風にアレンジして“唐辛子アイス”や“ガパオアイス”などの目玉品を開発すればいいでしょう!

アイスクリーム屋がセブンのコンビミニスタイルで気軽に駐車できて買えれば、みんな気に入ると思うんです。ドライブスルーやデリバリーがあればもっといい!

麺屋、ぶっかけタイ飯屋のチェーン店

タイでは麺も主食になる。昼など時間が無いランチ時、何食べようか困ったときなどはきまって麺類になりますが、タイ人は麺類が大好きなんです。

“クイッテオ”という麺類ですが、日本で言う、“ラーメン”です。
バリエーションもあり、魚、豚、鳥、牛とあり、麺も細麺、中麺、太麺で選べます。

ただ、どこもだいたい似たような予測のつく味なのでおもしろくない。
ここに日本のような様々なダシを使った味わいを加えたら面白いでしょう。
例えば、豚骨のダシに、タイのナンプラーをミックスしたスープや、
鶏がらやあごダシにタイの唐辛子スパイスミックスを加えた激辛物など。多少単価は上がるけど、オリジナリティを前面に出した麺屋をチェーン店にしたらいいでしょう。

また、タイ飯屋もいろいろありますが、どれも似た味ばかり。トムヤムクン、ガパオライス、ガイヤーン、ソムタムどれもオーソドックスでおいしいんですが、
そんな店はどこにでもある。ここでしか食べられないオリジナルのタイ料理を提案すれば可能性は広がるでしょう。

ただ成功するにはオリジナルのメニュー開発、経営戦略などしっかり練らないといけないでしょう。

日本食ブーム

今や世界的な日本食ブームで、「自国の料理以外の料理を食べるなら、何食べたい?」とのアンケート で日本食がダントツの一位、しかも20パーセントを超える割合。
これに乗って、海外における日本食レストランの店舗数は約16万店。
2013年の5万店から、2019年の6年間で3倍以上に増えているらしいんです。

理由として一つ目に国内の人口減少による先細りを打破するため。
そして、もう一つが世界的な健康志向であること。

「日本食が人気の理由のひとつとして、世界的に健康志向が高まっていることが考えられます。日本は長寿国を代表する存在ですし、“日本食=ヘルシー”というイメージは海外では定着しつつあります」
(ジェトロ・サービス産業部長 藤井真也氏)
日本食は今やブームを巻き起こしているんですねー。

タイには日本食レストランが3,000店舗

そしてタイにも日本の外食チェーン店が3,000店もあるそうです。
ただ、全てが成功しているわけではありません。生き残っているのはほんの一部のようです。

ジェトロが9月13日に発表した「2018年度タイ国日本食レストラン店舗数調査」によれば、タイの日本食レストラン店舗数は3,004店舗と前年(2,774店舗)から230店舗増加したようです。

ですが、
つぶれたところも相当数だったようです。
新規に出店した店舗数が891店舗となったのに対し、閉店した店舗数は661店舗。

バンコクのでは閉店数(465店舗)が出店数(444店舗)を上回った。合計で21店舗減少。
その一方、地方では出店数(447店舗)が閉店数(196店舗)251店舗増と大幅に拡大。

このデータから、バンコクでは競争が激しく、もう頭打ちです。
一方、地方ではまだ余力を残しているようです。

これからはバンコクではもっともっと淘汰され、店舗数は減っていくでしょう。
ただ単に日本のものをそのまま持ってきてもダメなんでしょう。やはりタイの風土に合わせ、タイ人の性質をよく見極めた上で経営方針を定めていかなくてはならないでしょう。
タイを知らない飲食店が、日本食ブームだけに乗って勢いのみで軽々しく考えて出店した結果だとも言えます。

実際に味にも接客にも頭を傾げたくなるレストランはたくさんあります。
どうやら日本食ブームもタイではひと段落って感じのようです。

地方にフランチャイズ出店化を図るべき

まだ地方ではこのようなタイ、日本の飲食店がバンコクに比べて圧倒的に少ないのが実情です。

バンコクにはフランチャイザー(ノウハウなどを提供する側)が積極的に出店している、いわゆるフランチャイズ店も多いですが、地方ではそれこそ大型モールのみ。 郊外にあるのは飲食業のマックと、KFCくらいのもの。

だからこそ、この地方にビジネスチャンスが広がっていると思います。

タイのフランチャイズ店舗はその半数以上が屋台などのスタンドやキオスクタイプで、小規模から運営も可能です。
また、フランチャイズに関する民法・商法がフランチャイジー(加盟店側)にとって有利なところもいいようです。

地域密着型のフランチャイズ・フードビジネス

ただ単に外資系や日本食レストランのフランチャイズ(FC)乗っかるのではなく、タイオリジナルのフランチャイズ・フードビジネスを作るほうをおススメします。

なぜなら、地方の田舎ではまだ日本食を食べたことが無い人もいますし、おいしいのか、おいしくないのかも分からない。それなら、無理に日本食レストランではなくても、タイ飯屋やアイスクリーム屋や麺屋でもいい。
また、その県民性や地域の人達の食文化を考慮しながら考えるべきでしょう。
要するに地域密着型のフランチャイズ・フードビジネス です。

タイのイスラム教徒の区域に豚肉料理の店を出しても、誰一人来ないはずです。

独立型のフランチャイズ店舗にビジネスチャンスがある

そして、この地方郊外にこそ、フランチャイズの独立店舗型にすれば、ビジネスチャンスは広がるでしょう。
前に述べた、単独の独立店舗は地方にはほとんど無い。
だから、ちょっと食べたいとき、ちょっと立ち寄りたいなと思った時に気軽行けるし、 寝起きのパジャマ姿でも行ける。そんなお店を作っていけば、SNSやインスタグラムでアップされ、
あっという間に人気スポットになるかもしれない。

そして、今や持ち帰りや宅配サービス(GrapやPanda)が流行りに流行っているタイでは、ほとんどプロモーションをする必要は無い。

実際にバンコクでは 最近 、タイ人が自らの資本でお目当ての海外飲食ブランドを誘致してフランチャイズ(FC)出店するという新たな動きが広がっています。

これが地方のビジネスとして広がっていけば、地方の産業促進にもなり、
バンコクの都市一極集中の懐柔策にもなるでしょう。

さあ!あなたもタイへの進出を検討してみてはいかがでしょう。