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タイでの食生活を心配する

冷めても“カリッカリッ”の衣

タイの有名なお菓子に、バナナの揚げ菓子というものがありますが、
タイ人みんな好きでしょっちゅう食べていますが、この間も、私の妻が

「ここのバナナの揚げ菓子おいしいんだよね~!有名らしいよ~。」と言いながら、1袋買ってきました。

すごいんです!一口かんだ瞬間!“カリッ!”また一口かんで“カリッ!”と音を立てるんですね。

あ~なるほど!と思いました。確かにうまい!

中身は同じみの甘いバナナなんですが、外側の衣が半端なく“カリッカリッ”っとしているんです。

もうそれはポテトチップスなみのカリカリ感。

まず今まで食べたことのない食感です。日本では食べたことないです。

おいしいんですが、どうも気になります。

それは衣に何が入っているのか?ということです。何がここまでカリカリにさせているのか?

冷めても“カリッカリッ”なんですね~。

人類が作り出した最高食感!“食べるプラスチック”

それは、おそらく、「ショートニング」という素材。

「ショートニング」とはお菓子やケーキ、パンに使われる植物性の油脂、食用油のことですが、ケーキやパンでは「ふっくら」感を出したり、お菓子では「さっくり」や「パリッ」感を出すのに使われるんですね。そして、揚げ物に入れこんで “カリッカリッ” にもしちゃいます。

揚げ物では片栗粉や小麦粉、餅粉などでカリカリ感を出せますが、ここまでは出ません。だから、「ショートニング」が入っていると考えたほうが妥当です。

この「ショートニング」が曲者なんです!「ショートニング」には“トランス脂肪酸”という体に悪いものが入っているんです。
“ トランス ”って名前聞くだけで、変えるとか変圧器とかいう意味合いで、なんか恐ろしい物のような気がしますね。
いわゆる、
“食べるプラスチック”と呼ばれる、いわゆる食材を固めたり、膨らませたりする便利な調整剤がこの “トランス脂肪酸” なんです。

悪の根源“トランス脂肪酸”

みなさんも聞いたことがあるでしょう。ちょっと、一時期、問題になってましたねー!この“トランス脂肪酸”

本来、植物油は常温で「液体」なのですが、保存に適した形に変えるため「水素」を添加し、「固体油」へと変身させるんです。それで生成されるのが“トランス脂肪酸”なんです。

腐りやすい食品を植物油を使って日持ちをするようにするために使われています。

要するに「不自然な油」なんです。人類はこのトランス脂肪酸を使って、いつまでも腐らない食品を作り出したのです!

菓子全般、油、パン、マーガリン、コーヒークリーム、フライドポテト、カップ麺などに入っているらしいです。

マーガリンには、こんな話があります。
マーガリンは「プラスチック食品」とも呼ばれています。
この呼び名を考えたのは、アメリカの研究員なのですが、マーガリンを顕微鏡で見たときに、プラスチックと同じような構造をしていることに気が付いたからだそうです。

げー!

フライドポテトには、こんな話があります。
ファーストフード店のフライドポテトをずーっと何日も放置したところ、カビが全く生えなかったそうです。
つまりプラスチックのように形状をキープしたままということです。
時間がたってもおいしいフライドポテトは、常温で固体になる「ショートニング」をつかってポテトを揚げているのではと解説していました。
この実験から、トランス脂肪酸が「プラスチック食品」と言われる理由はうなずけるかと思います。

げー!

そりゃプラスチック食べるなら間違いなく血管詰まって死んじゃいそうですよね。
実際にそうらしいです。
アメリカでは大問題で心不全、心筋梗塞、動脈硬化、不整脈などで亡くなる人が多く、このトランス脂肪酸を含むものを問題視しています。

アメリカでは人工的に作られるトランス脂肪酸は心疾患を高めることが分かって、2018年に使用が禁止されているそうです。

悪いとわかっていながら、人間って何でこんなもん作っちゃうんでしょうねー。

アメリカ人はトランス脂肪酸の摂取量が非常に多く、日本人の7倍ほどらしいです。想像すればわかりますが、アメリカ人はジャンクフードが大好きでいつもマクドナルドのポテトや、クリームまみれのケーキをむしゃむしゃ食べている。

そして、休みの日は必ず、映画を見ながらピザとポップコーンを食べながらコーク!を飲む。みたいなイメージがあります!

私も大好きなポテトチップスにも入っているようで、とても残念です。
やっぱりバクバク食べると口内炎ができちゃいますもんね。でも日本のお菓子はおいしいから、食べれなくなるのなら、死んだほうがましって言う人が
出てくるかもしれませんよ~。

それとカップラーメンにも入ってるらしいですよ。
挙げた麺に入っているらしい。どうやら、トランス脂肪酸は油で揚げる時にも生成されるらしいです。

もう!何も食べられなくなっちゃいますねー。

よっぽど玉名ラーメンの方があんなにこってりしてるけど体にいいんでしょうね!

実際に体に悪いと思っていましたが、いろいろネットで調べていく中で、やはり悪いことばかりが書いてあります。

ちょっと私自身も食生活変えようと思いました。みなさんも調べてみてくださいね。

でも日本ではあまり問題視されていないようですね。
よく考えてみると、日本は世界的に見てもランキング1位の長寿国。長生きしているということは、医療技術の違いもあるでしょうが、体に良いものを食べているという証。そう考えれば、食べ物に、そこまで気にしないでもいいようですね。

逆にタイはランキング70位で男性の平均寿命が71歳なんです。いや~これはちょっと、考えねば。

実は、タイでは2019年の1月から、このトランス脂肪酸を含む食品の製造、輸入、販売を禁止したんです。びっくりです。

だから、日本の人気カップめんがスーパーから無くなったんですね。

ですが、スーパーに行くと普通にタイのカップ麺やら、クッキー、ケーキ、パンなど前と変わらない品揃えで売っている。おそらくどれにも“トランス脂肪酸”が入っていると思いますが、そのままという事は輸入品に関しては取り締まるが、国内の製品に関してはノータッチなのでしょう。

そして屋台では平気でバナナの揚げ菓子も売られていますよ~。

こうゆうところがアメージングタイランド!っていうか、タイの緩~いところなんです。
いいですね~。

どこからどこまで禁止なのかもわからない、そこらへんの屋台や露店はまず調べもしない。

いいかげんなんです。

でもそれくらいがいい。“ これくらいがいいっタイ! ”なんちゃって。