革と言えばイタリアンレザーやイギリスのブライダルレザーなどが有名ですが、実は日本のある革(レザーメーカー)も今では世界に肩を並べるくらい有名になっているものがあるんですね。
それは、栃木県で作られるレザーです。
ここで作られる革がとにかく凄いんです。
ここではそのメイドインジャパンが誇る革の凄さ、特徴を語っていきます。
世界にも誇れる日本の革、“栃木レザー”
日本全国には多数の革の生産地があります。
栃木県、兵庫県、和歌山県、東京、または北海道や四国にもあるようです。
またその革から作られる日本の革製品は、世界中でも認められる質の高さを誇っています。
革のなめし生産は、それぞれの地域によって異なっています。生産する革は牛革であったり、豚、シカ、羊、エキゾチックレザー系など様々ですが、中でも牛革を取り扱う所が多いようです。
その牛革を取り扱う革メーカーとして、まさにその最高峰は“栃木レザー”であるでしょう。
それはその昔ながらの生産スタイルから生み出される、革がすばらしいという事。
端的な言葉で表すのなら「革にアジがある」「革自体がカッコ良い」という言葉が一番わかりやすいでしょう。
その『植物なめし』から生み出された“栃木レザー”は他を寄せ付けない圧倒的な風格と使ったときに手に馴染む、何とも言えない心地よさがあるのです。
世界三大レザー、イタリアンレザーにも並ぶ日本屈指のブランドレザーとして世界でも有名になっている事がその証左と言えます。
栃木レザー
栃木レザーとは、栃木県のタンナー(なめし革業者)である栃木レザー株式会社が製造している革を指します。
一般的に“革”の製造方法は短時間で作られる化学薬品を使った『クロムなめし』という製法で多く作られますが、
この栃木レザーは、樹木のエキスなど使った『植物なめし』という原始的な方法で、手間暇をかけて1ヶ月という長い時間をかけて作られます。
それが深い味わいのある革へ、人々が唸る革を作り上げます。
変化を楽しめて、育てる革
栃木レザーは、革本来のいい味が出てくる革です。
使い込めば使うほどにいい雰囲気をかもし出していきます。
革というのは本来、その革の変化を楽しむというのが真骨頂ですね。特に日本人が好むものかもしれませんね。
その革の変化、いわゆるエイジングがこの栃木レザーは凄いんです。
タンカラーの肌色からキャメル色へ、そしてブラウン色へ、さらに使い込めば茶褐色へ変化していきます。
その変化がめちゃめちゃカッコいいんですね!
まさに、革を育てる楽しみが実感できるのです。
見た目も、香りもいい
これぞ「ザ、革」というような、天然の革らしい風貌がいいんですね。
また、『植物なめし』からくる独特の柑橘系の香りもいいんです。
イタリアンレザーのようないい香りがします。
栃木レザーは見た目も香りもいいものです。
環境にいい革
栃木レザーは『植物なめし』という方法で生産されていますが、これは化学物質を一切使わない原始的な生産方法なのではっきり言って、手間暇がかかって時代遅れで、生産性が悪いと言われるかもしれません。
時代遅れでもいい物はいいとの信念で貫いてきた結果、今では世界に誇る革へとなりました。
それは一つに環境に配慮した生産方法のため、たくさんの人からも時代からも称賛される作り方として認められたとも言えます。
このように環境にいい、エコの革として時流に乗っているとも言えます。
なぜか使っていて心地よく、安心感がある、それが栃木レザーなのです。
栃木レザーが「自然との共存」という環境革命を目指しているのも納得がいきます。
栃木レザーのバックボーンが最高
「職人の目と手触りの感覚が紡ぎ出す革の品質の高さと、変えないものは決して変えないという信念がその真骨頂」
まさにどんなことがあっても、伝統のこだわりの技術と製法は守り抜く、安易な方向に向かわない、この職人魂が革に乗り移っているかのようです。
このような信条であるバックボーンが人気の秘密なのでしょう。
まとめ
ここでは、ジャパンレザー最高峰の革とは?その牛革の特徴や凄さは?をお伝えしました。
私見でもありますが、やはり日本最高峰の牛革は栃木レザーだと思います。
百聞は一見に如かずです。
ぜひ、栃木レザーの製品を一度手にしてみてください。