スティングレイ長財布、今では日本でもネット通販ではよく出回ってきました。
昔はなかなか入手困難で皮の加工が難しく、小物として商品化するのは
人手間でした。その前に、皮のなめしから皮を革へと進化させてゆく、革(レザー)として確立していくまでに大変な苦労があったそうです。今では技術も発達し、生皮を裁断して研磨(ポリッシュ加工)したレザーなども登場しています。
(ちなみに、マッドモンキーでもこのポリッシュタイプのスティングレイ長財布は人気があります。インサイドがイタリアンレザータイプ)
実はここで革としてレザーとして認められたのですが、ここからが大きな試練なのでした。
それはこの硬くて牛革の十倍は長持ちするだろうと言われる位の強度のある革質にありました。
この革をどうやって細工していくか、穴を空け縫い通すのにも一苦労します。時々マシンを使ったミシン編みでは針が折れることがしばしば。
手編みでも硬いため穴あけに相当の時間とパワーを消耗します。
ここが革職人が最も頭が痛いところだったのです。革は良いが硬すぎる、加工に不向きなどなど。
我々の職人も試行錯誤の上、いろんな方法を試す中、ある技術を会得したのです。
それは縫い目に施す溝彫り方法なのです。詳しくは書けませんが、そのミゾを彫ることでスムーズに糸を縫いこむことができる。
そして見た目にも美しい。業界でもこの手法を用いているのは我々の職人のみです。
見て頂ければわかるように縫込みがとても綺麗です。そうそう長々となんか作りのなんぞやを書き連ねてきましたが、
本当は新作の紹介がしたかったのです。
まあーいいです、やがてこのバイカーズウォレット仕様の2種類のスティングレイ長財布が登場しますよー!
また、宜しくお願い致します!