今ではすっかり人気者の仲間入りをしたエキゾチックレザーのエイ革(スティングレイ)ですが、様々な革製品として販売されています。
特に財布、カードケース、コインケースなどはよく販売されていますが、実際に「エイ革」とひと言で言いますが、実はエイ革とは1種類だけではないんです。
およそ3パターンほどあるんですね。これを知っておけば、エイ革製品を買う前にとても役に立つし、迷わなくて済みます。
ここではエイ革(スティングレイ)の3パターンの種類について、またその特徴とカラーバリエーションなどを説明していきます。
エイ革の種類は3パターン
エイ革はもともとはザラザラした革の表面をしています。
これをそのままで加工したり、表面加工してツルツルにしたりして革が作られます。
この革表面の加工を「ポリッシュ加工」と呼びますが、要するに革表面を研磨していく作業になります。
これは機械を使って研磨していきますが、この方法が3パターンに分けられます。
この3パターンの加工法を知っていれば、エイ革製品を見ても迷わずに選べるでしょう。
1つ目はエイ革の粒々の革表面の状態のままのノーポリッシュのエイ革、
2つ目が革表面を50パーセントの研磨を施したハーフポリッシュのエイ革、
そして、3つ目が革表面を100パーセント磨ききったフルポリッシュのエイ革です。
よく吟スリ(銀磨り:ぎんすり)などとも呼ばれています。
それでは、それぞれの違いを画像を元に見ていきましょう。
ノーポリッシュのエイ革
エイ革はよくガラスビーズを一面に敷き詰めたようなキラキラとした銀面をしているとよく言われますが、まさにその通りの革の表面をしています。
表面に丸い粒があるのがお分かりいただけるでしょう。これがエイ革のそのままの革の状態になります。
このブツブツ状が嫌な人は「気持ち悪い」と思われるかもしれませんね。
ハーフポリッシュのエイ革
半分だけ磨きをかけた、ハーフポリッシュの革になります。革表面が多少切れています。
このタイプはあまり見かけませんが、斬新な感じがします。当社では多少扱っております。
100パーセントポリッシュのエイ革
吟スリ(銀磨り:ぎんすり)と呼ばれるフルポリッシュの革です。
表面がツルツルで美しい銀面をしていますね。これが通常よく出回っているエイ革になります。
また、人気の革タイプでもあるんですね。
見た目ほとんど“革”ではないような素材ですね。
元々、エイ革はリン酸カルシウムという、人間の歯と同じ成分で形成されているため、どちらかというと革というよりは骨に近いと思います。
メンテナンスが要らないという理由はそこにあるのでしょう。
エイ皮には1000個に一個しかない希少な“カイラギ”という皮がある
まさに「幻の革」と呼ぶにふさわしい革ですが、エイ科の一種イバラエイというのがありまして、
このエイは世界中の海で月に1匹水揚げされれば良い方だと言われている超希少なエイなんです。
エイが1000匹揚がるうち、1匹取れるか取れないかのかなり珍しい品種になります。
絶滅危惧種に指定されていますが、このイバラエイのことを“カイラギ”(「梅花皮」「梅華皮」)と呼びます。
皮表面を加工して針を削り落とした断面がまるで梅の花のような模様からそう呼ばれるようになりました。
また、別名「スタースティングレイ」「スターガルーシャ」とも呼ばれます。
こちらは皮表面を加工して針を削り落とした断面がまるで★星に見える事から、スタースティングレイと呼ばれるようになりました。
古来より王族に献上されてきた革で、「幻の革」と言っても過言ではない超希少な革なんですね。
私もまだ取り扱ったことがないので、次回入手してみようと思います。
カラーバリエーションも豊富なエイ革
エイ革のカラーバリエーションはとても豊富で、まずはメインのブラックを筆頭に、ネイビー、ブルー、グリーン、パープル、レッド、ピンク、オレンジ、イエロー、ホワイト
とすべての色があると言ってもいいですね。
中でも人気のカラーは、ブラック、ネイビー、グリーン、ピンクこの辺りになるでしょう。
まとめ
ここではエイ革(スティングレイ)の種類とカラーバリエーションについて取り上げました。
これでエイ革の製品を迷わずに購入することができるでしょう。いろいろなエイ革商品を見比べてみてください。
当店でもエイ革の商品をたくさん取り扱っていますので、ぜひご覧ください。